

レイヤー1では綿素材は使用せず、合成繊維やウールなど速乾性のある素材の長袖・長脚の肌着を重ね着します。この素材は子供の身体から出る水分を取り除き、次のレイヤーへと移動させる必要があります。綿にはこの機能がないため、身体が温まって水分が放出されると衣服が湿ってしまい、身体が冷えてしまいます。
レイヤー2は、保温性があり、水分を吸収して速乾性のあるものを選びます。フリース、マイクロフリース、ウール、または同様の素材を使用することができます。このレイヤーは外気温や風によって調整する必要があります。
レイヤー3は風、雨、雪から身を守る一番外のレイヤーなので、撥水性、防風性が必要です。レイヤー1と2で運ばれてきた水分を放出するための呼吸機能も必要です。
帽子、手袋、シューズは、もちろん3レイヤーの原則を補う重要なもので、体温を保つのに役立ちます。 手袋についても、レイヤーで使用することをおすすめします。 (あたたかさを保つ内側の手袋と雪や水から守る防水性のある外側の手袋です。)
寒い季節には裏起毛の手袋も良いでしょう。また靴下が乾いているかどうかも重要です。毛糸の靴下がベストですが、子供たちは足に汗をかくことがあまりないので、普通の綿の靴下でも大丈夫。
今日のポイント! もし靴やブーツが濡れてしまったら、乾燥豆を一晩入れておくと豆が水分を吸収し、朝には乾いた靴になっているはずです。 3レイヤーの原則原理はそれぞれの層の間に断熱性と通気性のある空気の層を作ることです。これを元に自由に組み替えて、アクティビティや気温、風のコンディションによって重ね着の着こなしを合わせていくと良いでしょう。